2023年ももうすぐ3月になります。
日々の忙しさに翻弄されていますが、ふと自分がこの生き方でいいのかと悩む時が数多くあります。
人生も重ねていくと重要な事が若い時と変わるもので、むかしの様な我武者羅に設計職に向き合う体力が低下していたり、体調などの不安を抱えながら日々悩んでいます。
過去に人一倍やってきた自負があるので設計の知識の蓄えなどは持っているつもりで、そのお陰ていまは住宅設計ですがひとりで設計が完結することに対しては難しくない行為だと感じてしまいます。
ただ日々進歩していくテクノロジーにより人々の生活が変われば当然必要となる暮らしは変わっていきます。
ですので設計者は周囲にアンテナを張り巡らし色々な事に敏感であるべきだと考えます。

日々回復の暇がない中自分を奮い立たせ周囲に目を配らせる事は容易ではありません。いつまでそのような事が出来るかと不安にもなります。
2023年、2024年となんの疑いも無く生き続け現在の継続が出来ているとは限りません。
暫く、当面は、目前の事に集中しながら、やはり自ら生き方を模索していく、
区切りは必要だなとひしひしと感じています。

いま現在も過去のお客様も自分の建てた建築物で被害に合わないようにと考えながら設計しています。それはその方たちの人生を多少なりとも託されていると感じているからです。
住宅とは商業建築物と違い家族の単位が安らぎのなかで暮らしていくものだと思っています。なのでいざと言う時に大丈夫な、家族を守ってくれる住宅と言う物が一番大事な性能だと思います。